■チェンマイの気候
タイは熱帯気候に属し、チェンマイでは1日の最高気温は25-35度、最低気温は10-24度ぐらい、湿度は70-80%と高いです。季節は乾期(11月から3月)と暑期(3月から5月)、雨期(5月から11月)に分かれます。
チェンマイの乾期(乾季)
チェンマイの乾期は雨が降らないし、気温・湿度もそれほど高くなく非常にすごしやすい時期。12月中旬から1月初旬あたりはタイ人の一番好きな時期で、チェンマイはセーターが必要なほど寒くなります。 (チェンマイの気候も徐々に変化しているのか、2002-3年の冬は大雨は降るし、気温も低くならないなど、例年にない異常な天候でありました。一部のメディアではタイの北部に位置する中国の巨大ダム建設の影響で気候が変わったのではないか、という記事もあります。また将来のチェンマイは乾いた気候に変化し、作物の育ちにくいタイ東北部のような貧しい地域になるのではと心配する声もあります。)
チェンマイの暑期(暑季)
チェンマイの暑期は昼間は刺すような日差しとともに、温度も非常に高く、昼間の散歩は短時間でも日射病・脱水症状に気をつけなければならないほど。夜も温度が下がらず、寝苦しい熱帯夜が続きます。
チェンマイの雨期(雨季)
チェンマイの雨期の天気は常にどんよりと曇っており、雨が降ったり止んだりを繰り返しますが、長雨はあまりなく、ほとんどすぐ止みます。傘を常備していなくても問題ないくらいです。湿度は高いが、日差しが地表に届かないため、気温がそれほど高くならず、比較的過ごし易いです。ただし雨期の終わり近くになると毎日のように、大雨・長雨が続きます。
チェンマイの気候は、割と過ごしやすい気候と言えます。日本人がチェンマイに移り住むケースも多く、それは1年中過ごしやすい気候であるからと言えるでしょう。タイの首都バンコクが、「汗が全身から噴き出す過酷な猛暑」の時にも、チェンマイは「暑いね!」くらいの感じといったところです。ただ、チェンマイ市は盆地に位置しているため、暑季は日中の気温が上がりやすいのに加え、街の西側にはドイ・ステープ(1677m)があり、西からの風を妨げているため、風向き加減によっては市街の空気が滞留し、特に埃っぽい乾季は、街全体が霞んで見える場合もあります。 |